株式投資のメリット① 投資と節約
先日投稿した株式投資メリット①は「お金の使い方に関する考え方が変わる」というものでした。以下で具体的に実体験も含め解説していきます。
結論から言うと『複利の力を実感すると節約の概念が変わる』ということです。
まず、株式投資を始めるにあたってどのような投資手法で利益を出すかということを考えられると思います。少しずつでもいいから日々のチャートの動きは気にせず稼ぎたいという人は『インデックス投資』や『高配当投資』などの長期投資で年利数%で利益は再投資するといった手法でしょう。逆に、リスクをとってでも短期的に大きな利益が欲しいという人は『スイングトレード』や『デイトレード』といった短期の投資手法になるでしょう。手法や利益を出す際の考え方やコツは違えど、実はどちらの手法もある大きな力を借りて資金を増やそうとしています。(オカルト的なものではありませんよ)
それが結論でも出てきましたが、『複利の力』なんです!
あまり複利について聞き馴染みのない方のために大雑把に説明すると、1年間で30%の利益を出す人と、毎月2.5%の利益を出す人では後者の方が儲けるのです。元手が100万円の場合
前者は 100×1.3(30%増)=130
後者は 100×1.025^12(2.5%増を12回なので12乗)≒134.5
どちらも税金のことは抜きで考えていますが、本来2.5×12=30と考えてしまいがちですが、利益の再投資を行うことでどんどん差が出てくる。これが複利の素晴らしい効果なのです。
ここまでの話を聞いて少し難しいなと思われた方やそんなの知ってるよという方、ここからが本題です。
この複利の力を実感すると現在の1万円の価値は何年後かには2万円や3万円あるいは数十万円になっている可能性すらあるということです。先ほどの例の後者『月2.5%の利益』というのは私自身のことですが、税金で利益の20%引いても元手が約27.5%増加します。毎年27.5%増えると十年後には私の資産は10倍以上に増えていることになります。ですから私にとって1万円は10年後の十数万円として考えられるわけです。
何万円もするブランド品ばかり身に付けていませんか?そのいくつかを我慢して投資するだけで、子どもが大きくなって大学に行くときの学費になったり、自分の老後資金になったりすると思うと、『今の贅沢』と天秤にかけるものは『今の現金の何倍かの価値』ということです。そう思うと、節約は1万円を貯めて将来1万円を使う『贅沢の先送り』から、1万円を貯めて将来10万円を使うという『未来への投資』に考え方が変わりませんか?同じ節約をするならポジティブに節約できる方がおすすめです。
じっくり解説をするととても文が長くなり読みづらくなってしまいました。投資のために節約するのではなく、投資を通して節約の概念が変わるというお話でした。それでも買うべきだと考えられた物は本質的に価値のあるものなのではないでしょうか?(奥様やお子様へのプレゼントなど私は大賛成です!)
稚拙な解説でしたがご意見ご質問等あればぜひコメントください。