3K父ちゃん

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少額から買いを入れる理由

平日はなかなか投稿できない、だらだら投稿の3K父ちゃんです。

今日は私の投資手法「どれだけ勝率が高そうに見えても少額で買う」について解説していこうと思います。

損切なんてしない!塩漬けorナンピン!?

私がどれだけいい銘柄でも少額から買う理由は下落場面での塩漬けやナンピンをする場合のリスクを減らすためです。私は損切りしても目標月利を達成できる場合しかしません。昔はガンガン損切りしていましたが損切の不合理性に気づきやめました。

しかし、塩漬けは機会損失のリスクがあるし、ナンピンは含み損が加速する可能性があるからダメな手法じゃないの?と思う方は、以前に書いた「現物投資が2倍楽しくなる話」の記事でナンピンの資金管理については説明しましたので見てください。今回は塩漬けに着目して解説していこうと思います。

塩漬けできない人の資金管

まず、塩漬けのリスクと言われるのが「機会損失」です。塩漬け銘柄に拘束されている資金があれば他の株で利益を上げることができたのに、そのチャンスを棒に振ってしまうということですね。ならば、ナンピンの時と同様に、初めに買うときに投資する資金を低く設定しておけば拘束されてもあまり痛くない金額になりますよね?ナンピンをするにしても塩漬けをするにしても、リスクを下げるために少額から投資するのは有効な手段です。

「利益が少なくなるのでは?」という方は、1銘柄に集中投資をされる方でしょうか?リターンを大きくしようとすることは、同時にリスクも大きくなることは知っておいてください。大きく儲けようとすれば、失敗した時に給料数か月分を一気に失うということもあります。また、私は少額で投資する際の金額の目安として総資産の16分の1~8分の1(保有株と同数でナンピンを3~4回できる金額)を目安にしています。200万で運用している方であれば8分の1は25万円です。最近は上昇していますが、少し前のANAやJALあたりの株なら100株買える金額です。

この金額で1日平均2500円(25円×100株)の利確ができれば、純利益が+2%になり、年利26.8%。投資の神様であるウォーレンバフェットの年利を上回ります。まぁ、バフェットは数十年にわたる平均が約23%なので、安定感抜群ですし、直接的な比較にはならないかもしれませんが、月利2%は十分すぎる利益ということです。

「塩漬けしてもずっと株価が戻らなかったら?」と思う方、現在あなたが買った株価が今後の最高値である確率がどれだけあるでしょうか?保有期間が長ければ長いほどその確率は下がります。また、大きく下げた時にナンピンして平均取得単価を下げれば、平均取得単価を上回る株価に回復する確率はさらに伸びます。

その機会損失は本当に機会損失か?

最後に、塩漬け最大のリスクとされる「機会損失」についてそもそも論を述べます。現在株価の下落を食らって損切りラインまで下落するという銘柄選定のミスをした人が、どうして次の銘柄では確実に上がるような期待をもっているのでしょうか?

機会損失を語るのなら、「塩漬け中の銘柄の株価が現在よりも上がる確率×保有株数×上昇値」と「次に買う銘柄を保有したあとに株価が上がる確率×購入株数×上昇値」を比較し、高い方に投資すべきである。にも関わらず、多くの投資家は損切りラインを割ったら機械的損切りをして次は勝てると謎の自信をもち別銘柄に手を出し、また損切りするということを繰り返す場合があります。

一度痛手を食らった銘柄よりも今波に乗っている銘柄の方がよく見えるものですが、取引経験のある銘柄の方が分析しやすく安全ですし、損切りラインを一気に割るような大きな下げの後は反発することも多いです。結果論として「あのとき損切りをしていれば...」ということはありますが、反対に「塩漬けして耐えていれば」といことも多々あります。

どちらの銘柄なら今後株価が上がるのか、贔屓なしに分析するのは至難の業ですが、自分の大切なお金と時間をかけている投資です。一時的な感情に流された投資をしないよう、一般的には悪手とされる投資手法がなぜ悪手なのか、本当にどの場面でも悪手なのかということを冷静に分析して投資を楽しんでいただきたいです。

 

今回は少額から買って、塩漬けやナンピンと言われるいわゆる悪手を使うメリットについて記事にしました。駄文にお付き合いいただきありがとうございます。ご意見ご感想等頂けると励みになります。