3K父ちゃん

3K(子育て・健康・お金)に余裕のある父ちゃんを目指す投降主の思いを投稿します。コメントでご意見やご感想を頂いたり、みなさんの子育て論・健康法・お金の話などを教えていただけたりすると喜びます。

ドルコスト平均法

今日は投資でリスクを抑える手法としてドルコスト平均法というものがあります。今回は安全と言われるドルコスト平均法のデメリットとどんな人に向いているかを考えていきたいと思います。

ドルコスト平均法とは?

ドルコスト平均法は1銘柄を購入する際でもリスクを分散するために、一定期間ごとに定額で同じ銘柄を買い続けるという手法です。

メリット

定額で買うことで、株価が高い時は少ない株数、安い時は多くの株数が買えるので、平均取得株価が抑えられます。そのため、正確な企業分析ができなくても、長期に渡って分散で買い続ければ似たような平均取得株価に収束します。誰でも簡単にリスクを抑えられます。

デメリット

大幅に下落した時も定額で買うため、大きく儲けることができません。また1銘柄、に何度も投資するため、その企業が倒産したら大きく損をします。(本質的に資金の分散ができていない)

こんな人におすすめ

①米国株を買いたいが、何かしらの理由で分析ができない人

主な理由は以下の3点です。

 ・米国株は基本右肩上がり

 ・日本株は横ばい

 ・誰でも似た平均取得株価に収束する

つまり取得株価が同じようなところに収束し、企業分析や経済の動向を他の手法に比べて気にしなくていい手法ということのメリットを最大限生かせる投資家さんにおすすめです。

 

②運用資金が多い人

主な理由は以下の2つです。

 ・一度に取引しないことで手数料を抑えられる

 ・守りの取引になるので、資産が少ないとスピード感に欠けるが、資産が多いとある

  程度の利益を出せるようになる

しかし、ある程度取引経験があって分析もできる人なら銘柄を分散させたり、ETFに投資したりする方が高い利率で回せることが多いです。

まとめ

ドルコスト平均法は誰がやっても似たような平均取得株価に収束して再現性が高く、投資経験がなくてもリスクを抑えながら投資できるという素晴らしい手法の1つだと思います。しかし、本質的に銘柄を分けていないのでリスク分散としての効果は薄いし、ナンピンに比べて平均取得株価は低くなりません。何かしらの理由であまり分析ができない人、手数料を抑えたい人には向いている手法ですが、自分の投資手法が確立できるまでのつなぎ的役割だと私は考えています。

 

 

今回はドルコスト平均法について記事にしました。今回も駄文にお付き合いいただきありがとうございます。ご意見ご感想等いただけると励みになります。

子育て論 一緒にやってみる

最近はお金関係の勉強を中心にやっていたため、子どもや健康に関する記事が少なかったですね。今回は子育てについて、自分の子どもや地域の子どもたちとボランティアとして関わった経験などを基に記事にしたいと思います。

子供はこんなところが大変3選

子供だけには限りませんが、特に大人よりも子供が顕著にこの傾向が強いなという部分を3つ紹介します。後半では一緒にやってみることがそれらの問題にどう有効かをまとめています。

言葉で説明しても伝わらない

子ども、特に小学生以下の子どもたちに何かを教えようとしたとき、私が一番驚いたことは言葉の説明は通用しないということです。

それもそのはず、大人に比べて経験したことも少ないわけですし、その経験にも偏りがあります。同じ企業に勤める大人同士ですらプレゼン資料などを作って言葉以外の部分で伝えることをしなければコミュニケーションを十分に取れていないのに、子どもに自分の話を理解してもらうのに言葉で説明するだけなんて、無謀すぎます。初期装備でラスボス倒しに行くくらい無謀です。

子どもは知ったかぶりの天才

みなさんの小中学生時代にこんな友達はいませんでしたか?勉強を教えると「あぁ~!わかったわかった!ありがとう」といってテストで平均点の半分くらいを平気で取る人。でも仕方ないんです。子どもたちは聞き分けがいいことをよしとされて生きています。家庭でも学校でも聞き分けがよく、すぐに行動できる子は手がかからないし、先生や親の手伝いなどをして褒められることも多いです。子どもというのは自分が褒められていなくても人が褒められている様子を見て真似をします。(表面的に真似をして本質を捉えていないことも多々ありますが)

ですから、意図的ではないでしょうが、小さい頃はよく褒められる理解力がある子や、大人の言うことを素直に聞く子になろうとします。他にも「考えるのが面倒だと感じている」「人と接するのが得意ではないから話を切るためにわかったふりをする」「大人の言葉を独自の思考回路で変換してしまう」などが原因で深く理解していないのに理解した風のリアクションをとることもあります。

思春期 口うるさい大人に反発

思春期の子供は大人に反発する子も増えますね。どうでしょうか?勉強のことや部屋の片づけなど親に口出しされて反発した経験は皆さんにもありませんか?しかし、大人になると必殺の呪文「あなたのためを思って」を発動して同じことを子供にします。

私も思春期の子供に反発されて、失敗した経験があります。しかし、子供たちは大人が嫌いなわけではないのです。子供たちから好かれるフランクな先生や地域の人もいますよね?そのような人たちはあまり子どもに口うるさく言いません。子どもを放任しろというわけではありませんが、口で言うだけで人を変えるなんてまるで教祖じゃないですか?あなたにキリストや仏陀のようなカリスマ性がないならそのやり方は得策ではないでしょう。

一緒にやるは最強

子供が嫌いな大人はいろいろなパターンがあるように思いますが、だいたいの人が子供たちから「偉そう」と言われています。子ども大変なところを解決しつつ、子どもと良好な関係を築くために一緒にやるという選択肢が最強だと私は思います。

言葉だけでは伝わらないに関して

一緒にやることで、お手本を見せる。または自分が子供に質問して教えてもらう側に回ることで子供の理解不足を自分で認識させることができます。

知ったかぶりに関して

これも自分も同じ目線に立って質問をする。楽しそうに参加する姿を見せて意欲をもってもらう。同じ立場でコミュニケーションをとることで独自の思考回路だけでは上手くいかないことを学んでもらうなど一緒にやることで解決できます。人と関わるのが苦手に関しては原因がさまざまなので一概には言えませんが、私が関わった子供では人と関わる経験値不足な場合や過去の失敗が原因の場合が多かったです。どちらも良好な関わりを経験することで少しずつ改善が見られることが多いので、配慮はしつつも同じ立場でコミュニケーションをとることが大切だと思います。

反発してしまう子に関して

口うるさく上からものを言うだけでなく、同じ目線に立つ姿勢をこちらから見せるのが大切でしょう。中学生や高校生になってまで「一緒に勉強しようね」「一緒に部屋の片づけしようね」なんてことをしましょうという意味ではありません。しかし、生活に乱れが出てきたことを指摘すべき問題としてではなく、悩みの裏返しとして心配したり、受験勉強をする子供と同じ時期に資格試験の勉強をしたりするなど、「同じ立場で話を聞こう、苦しさを共有しよう」という姿勢が見せられるといいのではないかと思います。

まとめ

一緒にやることは時間を使いますし、疲れますし、面倒くさく感じる人もいるでしょう。でも、子供も人です。人と良好な関係を築くのは難しく、さらにその中で成長してほしいのだから、余計に難しいです。ですが、子供たちが成長したり、悩みを打ち明けてくれたりするのはその時々でしか感じられないものです。そういう経験を通して、子育てに対して少しでも肯定的に考えてくださる方が増えると嬉しく思います。

 

以上子供と一緒にやってみるということについて記事にしました。今回も駄文にお付き合いいただきありがとうございます。ご意見ご感想等頂けると励みになります。

少額から買いを入れる理由

平日はなかなか投稿できない、だらだら投稿の3K父ちゃんです。

今日は私の投資手法「どれだけ勝率が高そうに見えても少額で買う」について解説していこうと思います。

損切なんてしない!塩漬けorナンピン!?

私がどれだけいい銘柄でも少額から買う理由は下落場面での塩漬けやナンピンをする場合のリスクを減らすためです。私は損切りしても目標月利を達成できる場合しかしません。昔はガンガン損切りしていましたが損切の不合理性に気づきやめました。

しかし、塩漬けは機会損失のリスクがあるし、ナンピンは含み損が加速する可能性があるからダメな手法じゃないの?と思う方は、以前に書いた「現物投資が2倍楽しくなる話」の記事でナンピンの資金管理については説明しましたので見てください。今回は塩漬けに着目して解説していこうと思います。

塩漬けできない人の資金管

まず、塩漬けのリスクと言われるのが「機会損失」です。塩漬け銘柄に拘束されている資金があれば他の株で利益を上げることができたのに、そのチャンスを棒に振ってしまうということですね。ならば、ナンピンの時と同様に、初めに買うときに投資する資金を低く設定しておけば拘束されてもあまり痛くない金額になりますよね?ナンピンをするにしても塩漬けをするにしても、リスクを下げるために少額から投資するのは有効な手段です。

「利益が少なくなるのでは?」という方は、1銘柄に集中投資をされる方でしょうか?リターンを大きくしようとすることは、同時にリスクも大きくなることは知っておいてください。大きく儲けようとすれば、失敗した時に給料数か月分を一気に失うということもあります。また、私は少額で投資する際の金額の目安として総資産の16分の1~8分の1(保有株と同数でナンピンを3~4回できる金額)を目安にしています。200万で運用している方であれば8分の1は25万円です。最近は上昇していますが、少し前のANAやJALあたりの株なら100株買える金額です。

この金額で1日平均2500円(25円×100株)の利確ができれば、純利益が+2%になり、年利26.8%。投資の神様であるウォーレンバフェットの年利を上回ります。まぁ、バフェットは数十年にわたる平均が約23%なので、安定感抜群ですし、直接的な比較にはならないかもしれませんが、月利2%は十分すぎる利益ということです。

「塩漬けしてもずっと株価が戻らなかったら?」と思う方、現在あなたが買った株価が今後の最高値である確率がどれだけあるでしょうか?保有期間が長ければ長いほどその確率は下がります。また、大きく下げた時にナンピンして平均取得単価を下げれば、平均取得単価を上回る株価に回復する確率はさらに伸びます。

その機会損失は本当に機会損失か?

最後に、塩漬け最大のリスクとされる「機会損失」についてそもそも論を述べます。現在株価の下落を食らって損切りラインまで下落するという銘柄選定のミスをした人が、どうして次の銘柄では確実に上がるような期待をもっているのでしょうか?

機会損失を語るのなら、「塩漬け中の銘柄の株価が現在よりも上がる確率×保有株数×上昇値」と「次に買う銘柄を保有したあとに株価が上がる確率×購入株数×上昇値」を比較し、高い方に投資すべきである。にも関わらず、多くの投資家は損切りラインを割ったら機械的損切りをして次は勝てると謎の自信をもち別銘柄に手を出し、また損切りするということを繰り返す場合があります。

一度痛手を食らった銘柄よりも今波に乗っている銘柄の方がよく見えるものですが、取引経験のある銘柄の方が分析しやすく安全ですし、損切りラインを一気に割るような大きな下げの後は反発することも多いです。結果論として「あのとき損切りをしていれば...」ということはありますが、反対に「塩漬けして耐えていれば」といことも多々あります。

どちらの銘柄なら今後株価が上がるのか、贔屓なしに分析するのは至難の業ですが、自分の大切なお金と時間をかけている投資です。一時的な感情に流された投資をしないよう、一般的には悪手とされる投資手法がなぜ悪手なのか、本当にどの場面でも悪手なのかということを冷静に分析して投資を楽しんでいただきたいです。

 

今回は少額から買って、塩漬けやナンピンと言われるいわゆる悪手を使うメリットについて記事にしました。駄文にお付き合いいただきありがとうございます。ご意見ご感想等頂けると励みになります。

自己投資でも複利パワー

最近Pythonの学習を本格的に始めた3K父ちゃんです。なぜPythonの勉強を始めたかというと、業務の自動化を図り、残業時間を減らすことで家族と過ごす時間を増やしたいと思ったからです。このプログラミングの世界にも複利の力が働いているなと感じ、自己投資全般にもいえることなのでは?と考えたので忘れないように、そしてみなさんに共有できるように記事にしていきます。

分かりやすくプログラミングの例から

 プログラミングを学ぶと業務の自動化が図れる。Pythonはエクセルを操作したり、スクレイピングと言ってweb上から情報を集めたりできる。これを使って、残業時間を削減したり、株に関する情報を集める時間を短縮したりできるようになる。Excelに関してはVBAというものがあらかじめついているためPythonを無理やり勉強する必要性はないですが、Pythonの方ができることの範囲が広いので勉強しようと思いました。

 学習時間を投資することで、残業時間や銘柄分析の時間を短縮し、自由な時間を増やすことができる。自由な時間でさらに他の業務を自動化するプログラムを組みさらに残業時間が減るという具合に発生した自由時間をどんどん再投資することで、残業を大幅に減らすことができます。これは、元本を投資し、増えた資金を再投資する複利の効果と同じ原理だなと感じました。さらには、残業時間には0という共通の明確なゴールがあるため、投資よりも目的が持ちやすいのかなと思います。

他の自己投資では...

 他の自己投資ではどうでしょう?本を買って時間をかけて本を読むことでスキルアップをする。そうすることで業務を効率よくこなし、残業時間を減らしたり、余った時間で別の成果を上げて出世したりできます。残業を減らした時間で心身のリフレッシュを図ることで勤務時間のパフォーマンスを上げたり、さらなる自己投資をしたりできます。また、出世することで給料が上がり、さらなる自己投資のために本などを買う資金になります。

自己投資も複利を活用しFIREを目指そう!

 以上のことから自己投資でも複利の力を利用し、どんどんスキルアップをすることは副業や企業をする際に役立ち、FIREの助けになること間違いなしです。

 ここまで読むと自己投資が最強のように思います。私もそこには異論はありませんし、まずは自己投資からだと思います。しかし、本やネットで目にする「自己投資はリスクのない最高の投資」という意見には少し異を唱えたいので、最後に自己投資のリスクについても述べてこの記事を締めたいと思います。

※自己投資はノーリスクではない

 自己投資はまず本などを買うお金をかけてスキルアップしていることが多いです。そのお金が残業時間の削減や昇給という形で返ってきます。また、ネットやYouTubeで学ぶ際は、情報が正しいか精査することも必要です。お金をかけない学びにも時間を投資しています。使ったお金や時間はリスクです。そのリスクをとってまで得るべきリターンがあるのかをしっかりと吟味したうえで、何に自己投資すべきか考えてください。

 「投資は余剰資金で」ということをよく耳にすると思いますが、自己投資も余剰な時間で行いましょう。睡眠時間を削ったり、家族との時間を削りすぎたりすると思わぬ形で痛手を被ることもあります。結局のところ投資に限らず、全ての行動にはリスクとリターンがつきものです。甘い言葉に騙されず、自分がとれるリスクの範囲内で最大限のリターンを得られる選択肢を選んでください。

 

以上、自己投資でも複利の考えが転用できるという話とおまけで自己投資のリスクについての話でした。本日も駄文にお付き合いいただき、ありがとうございます。ご意見ご感想等いただけると励みになりますので、よろしくお願いします。

なぜ仮想通貨やFXではなく株式投資か?

 私は兼業投資家をしていて、平日はフルタイムで働いています。FXや仮想通貨のような24時間取引できるようなものの方が張り付きでチャートを見れるので有利に見えますが、私は株式投資一本です。なぜそのような投資スタイルなのかを今日は記事にしたいと思います。

株式投資がおすすめの理由3選

私が株式投資をおすすめする理由としては、「値幅制限があること」「税金の納め方が他の2つと異なること」「階級制のようなイメージのものである」という3点になります。以下で詳しく説明します。

①値幅制限

 まず値幅制限とは何か?ということですが、株価は現在の株価に応じて次の日の1日の取引でどこまで上がるか下がるかの上限下限が設定されています。上限まで株価が上昇したことをストップ高、逆をストップ安といいます。

 実はこの値幅制限がFXや仮想通貨にはありません。つまり、上がるときはどこまでも上がるし、下がるときはどこまでも下がる超ハイリスクハイリターン。しかも24時間ずっと動き続けるので、安心できる時間がなく、ポジションをもっている間は常に値動きが気になります。かなり精神的にタフでないとこのリスクと常に隣り合わせの状況は耐えられないでしょう。

②税金の納め方

 仮想通貨は給与所得に仮想通貨での利益を上乗せして累進課税がかかります。つまり、稼いだ分だけ税金が高くなるので、億トレーダーは税金で半分くらい持っていかれます。

 FXと株式投資は国内であれば一律約20%なので、違いがないように思いますが、FXには特定口座のような源泉徴収制度がないため、一定以上の利益が発生した時点で自分で確定申告をする必要があります。「確定申告なんてしたことない」「めんどくさそう」という方には株式投資がおすすめです。また、投資は副業に当たりませんので副業禁止の会社や公務員でも可能ですが、投資で儲けていることを周囲の人に知られたくない人もいますよね?株式投資源泉徴収ありにしていれば気づかれることはありませんが、FXは自分で確定申告した上に住民税の納め方も一工夫しないといけないという手間があります。ひっそりとお金持ちになりたい方には株式投資が手間が少なくおすすめです。

株式投資は階級制?

 最後に最大の理由として、兼業の個人が勝ちやすいのが株式投資なのです。投資初心者の方がほとんど兼業投資家ですよね?そんな方々におすすめが株式投資です。

 なぜ株式投資だと勝ちやすいのかというと、株式投資は銘柄ごとに戦うステージが違いますので、3700以上のステージで戦います。中には機関投資が手を出しにくい市場や、他の投資家に目をつけられていない掘り出し物の銘柄もあったりします。

 一方FXは国内だと20~30、仮想通貨でも1000銘柄程度と数が少なく、機関投資家や専業投資家といった情報収集に強い人たちからすると一通り調べ上げて参戦してくるので、個人が勝てる銘柄がありません。つまり、FXや仮想通貨で個人が勝つには取引経験も分析時間も桁違いなプロが多くいる場所で利益を上げなければならないのです。

 

 以上の理由から私は株式投資しか行っていません。不動産投資というものもありますが、正直兼業大家は大変そうなのでFIREをしたら選択肢としてありかな?と考えています。投資初心者の方でFXや仮想通貨、株式投資などいろいろあって悩んでいたという人の助けになれば幸いです。

 今回も駄文にお付き合いいただきありがとうございました。ご意見ご感想等頂けたら励みになります!

現物投資が2倍楽しくなる話

リスクが嫌いな株式投資現物取引オンリーの皆さん!

保有株の株価の急騰は嬉しいですよね。逆に下落は悲しいですよね。今回は現物買いでも下落を楽しめる投資について記事にします!

ナンピンを前提にボックス相場を狙う

ナンピンをすると損失が膨らむ」「損切りができないと負ける」「落ちているナイフは掴むな」株の本や動画でよく聞く言葉ですよね?でもそれを言っている人たちは何のために言っているか考えたことはありますか?

自分の投資手法を公開して、多くの個人投資家が真似し始めたら機関投資家はその手法の裏をかきます。つまり、本を書いた投資家は公開した手法の裏をかく機関のさらに出し抜く手法を既に準備しています。それに本を売る側の多くは個人投資家の幸福ではなく、印税で稼ぐために本を買ってくれる人を増やすことを目的とします。(印税を受け取らない方や投資家のためを思っている人もいます)要するに、本として手法が公開されたものは稼げる情報よりも耳障りがいいものが優先されることが多いうえに、その手法が個人投資家で流行すれば、機関に対策されるので、良い情報であったとしても賞味期限は長くありません。

そのことを前提として、多くの本で下落相場の悪手とされるナンピンや塩漬けのメリットについても考えていきたいと思います。

①資産の8分の1〜16分の1でボックスの底で買う

まずは株を買います。自分の資産いっぱいに買ってしまうとナンピンはできません。ナンピンの効果を大きく得るには現在保有している株数と同数以上でナンピンをする方がいいでしょう。

100株買って下がればもう100株、さらに下がれば200株さらに下がれば400株。ここまでで最初に買った株価の8倍弱です。16分の1ならもう一度ナンピンができます。3~4回はナンピンできる範囲で買うと3~4回は下落をチャンスに変えられます。

買い時が判断しにくいので、ボックス相場の底値で買います。ボックスを下に突き抜けても下落した時が買い時だと思うと下落はチャンスを拾う時期なので、悲観することは少なくなるでしょう。

②ボックスの下に突き抜けたら待つ

では、下落したらどのタイミングでナンピンをすればいいのか?「落ちているナイフは掴むな」という言葉にもある通り、下落途中でナンピンすると損が膨らみますよね?ナンピンはタイミングが命、一度下がり切るまで待ちましょう。

③下げが収まったらナンピン

下げが収まったかな?というタイミングからもう少し待ってみましょう。人は損失が膨らむと早く取り返したいという心理が働きます。含み損はまだ確定した損失ではありませんので、ただ数字が上下しているだけと割り切って慎重にタイミングを計りましょう。

割り切れないよ!という方は運用資金が自分のリスク許容度を超えている可能性があります。証券口座への入金をペースダウンしたり、一部引き出したりして、証券口座の資金の60%程度は失っても生活に苦労しない程度には別口座に資金を残しておきましょう。

④以後繰り返し、反発を待つ

一度下げが止まって慎重にナンピンしたのにも関わらずもう一度下落する場合もありますよね?そのために最初に投資する資金を低く設定しています。まだあと数回はナンピンできます。

3~4回下落に耐えられて、反発を待てるのにそれでも負けてしまう場合は銘柄選定やナンピンするタイミングに大きな問題があります。大きな悪材料が出て株価の下落後すぐに回復するような内容でないのに買ってしまったり、ボックス相場でないのに参入してしまったりなどです。そのような場合は授業料だと思って損切り

NOです!

先ほども述べましたが、人は損失を早く取り返そうとします。ただの数字でしかなかった含み損が現金の減少になってしまします。そんなときに損切りして手元に資金が戻ってきたら、よく調べていない銘柄に変なタイミングで参入してカモられること請け合いです。

含み損を塩漬けしている間は焦って運用したくなっても資金がありません。一度クールダウンするまでは塩漬けをしましょう。その後、ものすごい情報を掴んで含み損分を一気に取り返せるチャンスだと思える銘柄が出てくるまでは塩漬けしながら、持ち株の上昇を待ちましょう。

よく塩漬けをして機会損失が~とか言いますが、経験の少ない個人投資家からしたら『機会損失のリスク<現金の損失+焦った投資のリスク』なのは一目瞭然です。負けた時の損失は授業料として受け入れるべきですが、無駄に高い授業料を支払う意味はありません。

損切りして得をするのは、株を売って下落トレンド生み出し、個人が損切りしてさらに下落した時にもう一度安く買い直す機関なのです。

 

以上。ナンピンを何度かできる資金で投資をすることで下落相場もチャンスに変える、現物投資が2倍楽しくなる話でした。

長期投資は難しい

私の投資手法

株式投資には大きく分けて2つの利益出し方があります。1つはキャピタルゲインと言って売買益で儲ける手法。もう1つはインカムゲインといって配当や優待などで利益を出す手法です。私は以前はどちらも行っていましたが、ここ数年は前者のキャピタルゲインを主として取引を行っています。

なぜ安全な長期投資をしないか?

YouTubeやいろいろな本、ネットの情報で高配当株投資やインデックス投資といった『長期投資』が注目を集めています。株というとどうしてもギャンブルのような印象をもたれることが多い中、長期投資は低リスク低リターンで年利3~4%を狙うようなもので、年利0.001%の銀行に預けるよりよっぽど賢い選択であるからです。

しかし、長期投資を行う上で怖いのがこの安全性です。安全安全と言われていて、「目に見えるリスクが少ない」という点がとても怖いなと思いました。

目に見えるリスクが少ないとは

目に見えるリスクが少ないとは、株価が多少下落しても配当金でカバーすることや長期的に見れば年利3%くらいで回せることでお金のリスクは少ないが、その他の面でリスクが出ているのではないかということです。

1つ目は利率です。年利3%というのは普通預金に比べればとてつもない高利率ですが、実は月利0.35%で運用しても年間で税引き後3%以上は利益が出ます。100万円が元手の人は1カ月で3500円程度(元手が増えればその分増える)稼げば年利3%は越すということです。0.35%を稼ぐのに月にどれだけの時間を使ったのでしょう?元手が数百万円の人は時給換算したら残業の方が高かったなんてことありませんか?

2つ目はリスク感度の低下です。長期投資は多少の損失が出ても売らずに長期間保有し続けるというのが前提になっています。その場合多少の株価の下落や悪材料はスルーしてホールドし続けるでしょう。「長期的に見れば利益が出るのだから」を免罪符にリスクが高まっていることから目をそらしてしまう人はいませんか?私はその口でした。これはとても危険で、減配や無配当になってしまう兆候を見落とす原因にもなりかねません。

以上の2つの理由から金以外の「時間」や「リスク感度の低下」などの数字として表れない部分にリスクを感じたことと、年相応の年収で元手が多くないことから私には長期投資は向いていないと判断し、長期投資は断念しました。

デイトレやスイングでガンガンリスクをとれるか?

では、元手が何千万とあるわけでもなく、収入も年相応の私がデイトレやスイングでガンガンリスクをとれるのか?と聞かれたら答えはNOです。家族もいるのに「数日で数十万円の損失が~」なんてことはできませんし、そもそもフルタイムで働いている私にデイトレはできません。長期もだめ、デイトレやスイングでハイリスクもだめならどうすればいいの?と悩みに悩んだ結果現在の投資手法に行きついたわけです。

中リスク中リターンのスイングに落ち着いた

現在の私の投資手法は極限までリスクを抑えたスイングトレードです。結果として月利2.5%を継続していて、年利でいうと税引き後27.5%以上の利益を出しています。私もまだまだ投資の勉強中ですし、目標とする資産額までもう少し株式投資で利益を上げたいので、具体的な手法の公開は控えさせてください。

 

今回は私の経験から長期投資の隠れたリスクと難しさ、自分に合った投資手法を見つけるまでに時間がかかったよ。という話をさせていただきました。実際に私のような大雑把な人間ではなく、細かく投資計画を立てられる人なら長期投資で資産形成に成功されている方も多くいますし、あくまで私の手法はスイングなので、長期投資に比べるとリスクは高いということは否めません。しかし、今回の記事で盲目的に長期投資をして損をしたりFIREが遠のいたりする人が少しでも減り、みなさんが楽しく資産形成できたらなと思います。今回もだらだらとした駄文になりましたが、ご意見ご感想いただけたら嬉しいです。