3K父ちゃん

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現物投資が2倍楽しくなる話

リスクが嫌いな株式投資現物取引オンリーの皆さん!

保有株の株価の急騰は嬉しいですよね。逆に下落は悲しいですよね。今回は現物買いでも下落を楽しめる投資について記事にします!

ナンピンを前提にボックス相場を狙う

ナンピンをすると損失が膨らむ」「損切りができないと負ける」「落ちているナイフは掴むな」株の本や動画でよく聞く言葉ですよね?でもそれを言っている人たちは何のために言っているか考えたことはありますか?

自分の投資手法を公開して、多くの個人投資家が真似し始めたら機関投資家はその手法の裏をかきます。つまり、本を書いた投資家は公開した手法の裏をかく機関のさらに出し抜く手法を既に準備しています。それに本を売る側の多くは個人投資家の幸福ではなく、印税で稼ぐために本を買ってくれる人を増やすことを目的とします。(印税を受け取らない方や投資家のためを思っている人もいます)要するに、本として手法が公開されたものは稼げる情報よりも耳障りがいいものが優先されることが多いうえに、その手法が個人投資家で流行すれば、機関に対策されるので、良い情報であったとしても賞味期限は長くありません。

そのことを前提として、多くの本で下落相場の悪手とされるナンピンや塩漬けのメリットについても考えていきたいと思います。

①資産の8分の1〜16分の1でボックスの底で買う

まずは株を買います。自分の資産いっぱいに買ってしまうとナンピンはできません。ナンピンの効果を大きく得るには現在保有している株数と同数以上でナンピンをする方がいいでしょう。

100株買って下がればもう100株、さらに下がれば200株さらに下がれば400株。ここまでで最初に買った株価の8倍弱です。16分の1ならもう一度ナンピンができます。3~4回はナンピンできる範囲で買うと3~4回は下落をチャンスに変えられます。

買い時が判断しにくいので、ボックス相場の底値で買います。ボックスを下に突き抜けても下落した時が買い時だと思うと下落はチャンスを拾う時期なので、悲観することは少なくなるでしょう。

②ボックスの下に突き抜けたら待つ

では、下落したらどのタイミングでナンピンをすればいいのか?「落ちているナイフは掴むな」という言葉にもある通り、下落途中でナンピンすると損が膨らみますよね?ナンピンはタイミングが命、一度下がり切るまで待ちましょう。

③下げが収まったらナンピン

下げが収まったかな?というタイミングからもう少し待ってみましょう。人は損失が膨らむと早く取り返したいという心理が働きます。含み損はまだ確定した損失ではありませんので、ただ数字が上下しているだけと割り切って慎重にタイミングを計りましょう。

割り切れないよ!という方は運用資金が自分のリスク許容度を超えている可能性があります。証券口座への入金をペースダウンしたり、一部引き出したりして、証券口座の資金の60%程度は失っても生活に苦労しない程度には別口座に資金を残しておきましょう。

④以後繰り返し、反発を待つ

一度下げが止まって慎重にナンピンしたのにも関わらずもう一度下落する場合もありますよね?そのために最初に投資する資金を低く設定しています。まだあと数回はナンピンできます。

3~4回下落に耐えられて、反発を待てるのにそれでも負けてしまう場合は銘柄選定やナンピンするタイミングに大きな問題があります。大きな悪材料が出て株価の下落後すぐに回復するような内容でないのに買ってしまったり、ボックス相場でないのに参入してしまったりなどです。そのような場合は授業料だと思って損切り

NOです!

先ほども述べましたが、人は損失を早く取り返そうとします。ただの数字でしかなかった含み損が現金の減少になってしまします。そんなときに損切りして手元に資金が戻ってきたら、よく調べていない銘柄に変なタイミングで参入してカモられること請け合いです。

含み損を塩漬けしている間は焦って運用したくなっても資金がありません。一度クールダウンするまでは塩漬けをしましょう。その後、ものすごい情報を掴んで含み損分を一気に取り返せるチャンスだと思える銘柄が出てくるまでは塩漬けしながら、持ち株の上昇を待ちましょう。

よく塩漬けをして機会損失が~とか言いますが、経験の少ない個人投資家からしたら『機会損失のリスク<現金の損失+焦った投資のリスク』なのは一目瞭然です。負けた時の損失は授業料として受け入れるべきですが、無駄に高い授業料を支払う意味はありません。

損切りして得をするのは、株を売って下落トレンド生み出し、個人が損切りしてさらに下落した時にもう一度安く買い直す機関なのです。

 

以上。ナンピンを何度かできる資金で投資をすることで下落相場もチャンスに変える、現物投資が2倍楽しくなる話でした。